採用情報

製造業の企業で9年ほど経理・決算業務を担当していました。

結婚して子どもが産まれ、今後の働き方を改めて考えたときに、転勤の少ない会社で働きたいと思うようになったのが転職を検討したきっかけです。せっかくなら地元の福岡がいいと思い、三井松島ホールディングスに入社を決めました。

ミドル規模の会社で幅広い業務に携わってみたいという思いもあったので、まさに自分にぴったりでした。

入社してすぐの頃は、主にグループ会社から上がってくる決算をまとめる「連結決算業務」を担当していました。また、グループ会社全体で新しい資金管理システム「キャッシュマネジメントシステム（CMS）」を導入する時期に重なったため、その立ち上げにも携わっています。CMSとは、グループ会社それぞれで資金管理を完結させていた従来のやり方とは違い、一部のお金を本社に預け、グループ会社全体で効率的にお金の使い方を決めていこうという考えのもと、導入しているシステムです。

前例がないことだっただけに最初はグループ会社各社から不安や迷いの声が聞こえてきました。そうした意見は大事にしながらも、それぞれの立場に立った上でメリットを伝え、納得していただけるように説明やコミュニケーションを慎重に重ねていきました。

会計や税務の仕事は、教科書通りに進めるだけなら誰でもできるかもしれません。しかし、ただルールを学んで型に当てはめていく仕事ばかりではなく、複雑で答えが出ないものも多々ありますから、自分自身の「考える力」が問われると思っています。

また、税務は時代に応じた変化が激しく常に勉強をすることも大切です。知識をアップデートすることが楽しいと感じる人には、非常に刺激的な環境でしょう。

入社以来、経理業務に幅広く携わってきたので、ある程度の知識は備えているつもりです。

しかし、これを相手にわかりやすく伝える技術は、知識とはまた別物。相談をしてきた子会社の方のために資料をつくったり、説明する順序を考えたりして「わかりやすかった」と言われると、とてもうれしいですね。もちろん「もっとこうしておけばよかった」と反省することも多いですが、良いフィードバックをもらえた瞬間は成長を感じます。

転職経験者が大半で、変化にも柔軟かつスピード感を大切にして仕事に向き合っている人が多い印象です。さまざまな専門知識を持った人が集まっているので、新たな視点を学べるのも刺激的です。

また、一人ひとりがワークライフバランスを非常に大切にしていることもあり、プライベートにも理解があります。「実は今日、子どもの誕生日で……」など、ライフイベントの話を自分から積極的に共有する人が多いのも、風通しの良い職場だからなんだと思います。