採用情報

前職は、電力系の会社に8年在籍し、主に財務分析やリスク分析を行っていました。内数年はグループ会社に出向し、経営に近いところで働いたことがきっかけで、自分には大手企業よりは裁量が大きく、幅広い仕事を任せてもらえる会社の方が合っているかもしれないと考えるようになりました。

それで転職サイトに登録だけして日々の業務に邁進していたら、ちょうどその頃、当社の経営企画部門で求人が出ており、ここなら本社での経営企画やM&A、グループ会社の経営に関わる機会もありそうだと思い、俄然興味が湧きました。

大学時代は大阪に暮らしたこともありましたが、私も妻も福岡出身で福岡が好きなのでできればこれまで通り福岡で働き続けたいという気持ちもあり、入社を決意しました。

入社後は、現在所属している経営企画部に所属し、部署異動はしていません。1年目はIRや経営会議の運営、2年目からはグループ全体の予算の取りまとめなど、数字まわりの業務も任せてもらっています。また前職では経験のなかったM&Aの買収先企業の情報収集・調査やグループ会社の経営についても関わり、3年目からは、グループ会社であり、国内縫製で高い技術力を誇るオーダースーツメーカーである株式会社花菱（以下、花菱）の取締役に就任しました。

わずか3年で自分のやりたかったことがすべてできて、未経験の分野にも挑戦させてもらえるというのは想像以上のスピード感で、転職して良かったと思う理由のひとつです。

転職当時の希望条件でもあった「経営に近いところで会社の意思決定に携わりたい」という思いを叶えられているのが何よりのやりがいです。

本社では、グループ企業の将来を左右するM&Aの計画や準備を行い、グループ会社では経営に携わるという2つの立場で働けていることも非常に貴重な経験になっています。当社で働いていく上で、親会社としての視点とグループ会社が求めていることの両方を知っているかどうかで景色や内から生まれるアイデアの奥深さが全く変わってきます。

私も今の経験を糧に、今後また新しいM&Aを手がけたり、さまざまな業種のグループ会社を良い方向へ導いていく力をつけていきたいと考えています。

これまでは仕事をする上で、しっかり順序立てて考えを組み立て、正しい結論を導き出すというスタイルで進めてきていました。しかし、実際にグループ会社に所属してみると、熟考するだけの時間がないほど慌ただしく、予期せぬ事態が起こることもめずらしくありません。私の判断によって、各部署や全社員の動き方に影響があるので一つ一つの決断はとても大事です。

じっくり取り組みながら正解を出すというやり方とはまた違う切り口で、とにかくその場その場で瞬時に判断しながらある程度正しい対処をしていくことも必要だと実践の中で学びました。最初は慣れなくて焦りや迷いもありましたが、徐々に臨機応変に判断し、最善策を提示できる力が身についてきました。

転職者が8割以上で、かつみんな専門性を持っているのでどんな相談や困りごとでも答えられる人がいるんです。例えば、私の部署にも金融機関出身者や公認会計士がいて、とても優秀な人ばかりなので、自分自身も得意分野を磨いたり、勉強しようという刺激ももらえています。

M&Aは、時代や社会の移り変わりとも深く関係するので日々勉強が必要ですが、それ自体も知的好奇心をくすぐられるおもしろい分野なのでインプットも楽しんでいます。

経営層との距離が近いのも当社らしいポイントだと思います。日々どのような経営判断が行われているか意識して見ることで吸収でき、グループ会社での経営にも生かせたり、社内での何気ない日々がとても良い教材なんですよ。